XF90mmf2レンズで蛍を撮ってみた

今更ですが、初ブログということで6月に撮影にいったときのことを書いてみます。
今回はXF90mmf2をチョイス
XF90mmf2って何?
今回、複数代のカメラを設置したのですが、それでも本命はこちら。
フジフィルムが誇るAPS-Cの中望遠最強のレンズとも言われるXF90mmF2。
蛍を撮るのにf2というと少し心もとない気もしますが、源氏ボタルならなんとかなるでしょう。
XF90mmf2の魅力とは?
なんといっても画質の良さは、非常に魅力です。
Fujifilm XFレンズの中でも最強クラスの画質・キレの良さは、XF90を使いたいがためにFujifilmに鞍替えする人が出るほど。
かく言う僕も、これが使いたくてSONYからFujifilmに乗り換えた一人です。
そして、35mm換算135mmのレンズでのf2という明るさ。
ボケ玉の大きさの指標としては、焦点距離/f値 がだいたいの目安になります。
XF18-135mmf3.5-5.6を135mmで開放で使った場合、135/5.6=24 となります。
対して、XF90mmf2を開放で使用した場合 90/2=45となり、ボケ玉の大きさは圧倒的にXF90mmが勝るわけです。
また、軽さも非常に大きな魅力です。
Fujifilmの短焦点レンズは性能が高い割りに小柄なものが多く、XF90mmf2も同様です。
重量は540gと軽く、XF18-135mmの490gと比べても50gしか違いがありません。
ちなみに、フルサイズ用のシグマ135mmf1.8artレンズは1,130gもします。
※ただ、このレンズの135/1.8=75というボケ量は非常に魅力的です(200mm2.8よりボケます)
もちろん、ほかのメーカーにも素敵な(35mm換算)135mmレンズは多数ありますが、軽量コンパクトで画質のバランスが良いという点では、XF90mmf2はある意味最強の換算135mmレンズではないかと思っています。
XF90mmf2で蛍を撮ってみた
蛍でのこのシリーズの撮影も3年目となり、安全確認やその他の知識も増えてきました。

まずは普通に蛍の撮影をします。
非常にキレの良いレンズなので、細かなところまでしっかりと描写してくれます。

次に、少し変わった撮影方法をしてみました。
源氏蛍ですが、昨年お客様からヒントを頂いたので、僕も挑戦をしてみたわけです。
いろいろと試行錯誤しましたが、大体のデータは取れました。
今まで撮ったことのないものが撮れて、ヒントをくださったお客様にも非常に感謝です。
反省点
撮影自体の反省点は多々ありますが、XF90mmf2について言えば、後半のような撮り方をする分には少しギリギリ感が強かったかなと感じています。
描写力の高さのおかげで何とかなりましたが、同じ明るさ・同じ焦点距離でも描写力の弱い、または古い設計のレンズだったら、無理だったかもしれないな、と。
後半のような撮り方をするのであれば、やはりもう少し明るいレンズが良いなというのが正直なところです。
ボケ玉の大きさを考えると、焦点距離を犠牲にしてフルサイズのCanonEF85mmf1.2などを使うのも一つの手かもしれません。
※おそらく、↑これが一番正解だと思います。
同じFujifilm のボディで挑戦するならば、XF56mmf1.2であれば焦点距離は別にして同じような条件で、もっと綺麗に写すことが出来そうです。
f2.8クラスのレンズは、XF50-140mmf2.8がありますが、ボケ玉の大きさはカバーできるとしてもf2.8というレンズの暗さが悪い方に転ぶ為、このような写真にはなりにくいかもしれないですね。
Fujifilmは非常に優秀な18-135mmというレンズがありますが、どうしても暗いシーンでは弱くなりがち。そんな時は比較的安くて2.8ズームレンズより高品質な単焦点レンズが非常に有効ですよ。