21mmレンズで撮るハウステンボスのイルミネーション

あけましておめでとうございます。うみです。

2023年から2024年にかけて、長期の年末休暇を頂きました。社会人人生の中で多分、もっとも長く休みを頂いた年末年始でした。

長期の休みということと、娘が来年受験ということもあり、遠方へ出るのはしばらくないだろうと、長崎まで行ってまいりました。本来の目的は長崎への墓参りです。墓参りとしては12年近く行ってなかったかもしれません。親不孝な息子です。

近くまで行くので、ということでハウステンボスに立ち寄りました。次女の要望ですが、せっかくのイルミネーションなので軽く撮影もしてきました。参考になればと。

この旅行に向けて新しいカメラバックも買いました。

(引用)https://www.endurancecamera.jp/

Enduranceのシューティングマルチカメラバッグです。小さいレンズ、小さいカメラだけを入れて持ち歩くなら最適です。(背中に背負うタイプのカメラバックも、僕はEnduranceを使っています。)

拡張スペースもあり、スーツケースのハンドルにキャリーもできて、便利です。

今回の装備は、フジフィルムX-T3、14mmF2.8と35mmF2.0の2本に小さな三脚という軽量なセット。やる気なんてありません。この2本で撮れる写真を撮れるだけ撮れればいい。そんな力の抜き方です。

実際、ハウステンボスでは14mmF2.8ばかりでした。換算21mm。(この旅行ではほとんどこのレンズでした。)

では、データと共に作品にもならぬ記録写真を。

ISO1000 F9.0 0.4秒

欄干にカメラを固定しての撮影。X-T3はISO1600までが(個人的な)限界なので、ISO1000を選択。はい、記録写真も良いところです。

ハウステンボスでは、三脚の使用を完全に禁止していないようです。

公式サイト ルールとマナーによると三脚は「他の方に重々配慮してください」ということです。大きな三脚とかはもってのほかですね。

ISO160 f9.0 6.5秒

空の色が良かったので、ミニ三脚で邪魔にならないように気を付けながら撮影。あー綺麗な空が撮れてよかった。

空を入れるのであれば、この時間以外にありえないのがイルミネーション撮影。日没前後を逃すとあとは難しくなるだけ。というか、空が真っ黒になってしまいますよね。

ISO80 f11 25秒

ほんの数分後、背中側から船が来ているのを発見したので、できるだけ長いシャッターが切れるように設定して、数m移動して撮影。ワンショットだけで終了。

ISO80 f13 25秒

橋に幅が広い看板が立っていた。その真後ろなら歩行者の動線の邪魔にもなりにくいため、看板に隠れるようにしながら撮影。

目の前を通る人も、長いシャッター速度を使うことで消えていく。この時はNDを持っていたのに使わなかったことが悔やまれる…

ISO80 f16 25秒 ND8を使用

真っ暗になってしまったのでつまらないイルミネーション撮影タイムのはじまり。

ハウステンボス自慢の三段メリーゴーラウンド。まわれ まわれ メリーゴーラウンドですよ。決して止まらないとか怖すぎますよね、久保田利伸さん。カップルが座っているイスの横でしゃがんでチュロスを食べながらシャッターを切る。完全に怪しいおじさん。

線を細くしたかったので、f16まで絞りました。本当はもう少し開けたかったけど。16まで絞りたくない。メリーゴーラウンドの光量が大きいため、NDで調整。レンズ前面が汚れていたのはとても悔しい。白い玉のようなものが写り込んでしまっています。ここはもっと超広角なレンズ(換算12mmくらい)で撮ると、もっと迫力が出たはず。

動き出しと、動いている最中と、動き終りで速度が違うので、微調整をしながら運転1回分を数カット撮影。

ここまではレリーズを使ってません。荷物を持っていきたくなかったので、2秒セルフタイマーで代用。タイミングを合わせたければ、レリーズが必須ですよ。

(引用)マンフロット公式サイト

持っていったミニ三脚はこんな感じのやつです。(同じではないですが)条件さえそろえてあげれば、こんな三脚でも十分撮れますし、無理に手振れ補正とか信じて手持ちで失敗するよりはるかに良いです。

ISO400 f3.2 1.5秒

以前から見ていたフォトグラファーさんが得意としている撮影方法を娘で試す。これも14mm。フラッシュは、X-T3付属のストロボ(内蔵ストロボくらいの性能)。ストロボといえば後幕と思ってしまう人もいますが、これは先幕じゃないと撮りにくい気がする。

やる気のないモデルなのでこんな感じになってしまったけれど、ちゃんとポーズと合わせればそれなりに仕上がるのではないかと。(というか、それを作品にしてしまっているフォトグラファーさんすごい)

そういえば、夜撮影で「大きなストロボじゃないと無理だよ」って言ってる人がいるって聞いたことがありますが、夜撮影こそ大きくなくて良いと思うんですけどね。むしろ昼こそ大きなストロボじゃないと苦しいんですが、ワタシ…まぁ、大きい方が楽なのは楽かもしれませんが。

普段のお仕事ではフルサイズのカメラを使っていますが、プライベートではAPS-Cを使っています。もちろん高感度が必要なシーンではフルサイズの方が比較をすればAPS-Cよりノイズは出にくいです。ISO1600以上になってくると色の出方(データへの残り方)もフルサイズの方が綺麗に残る気がしています。玉ボケの大きさについても、同じ画角ならフルサイズの方が有利なのは間違いないです。

ですが、シーンによって、使い方によってはフルサイズとあまり変わらない品質で撮る事は可能です。今回の撮影に関していうとフルサイズで撮影していても結果は対して変わらなかったと思います。(分かる人にはその意味が分かると思います)

一番のコツは、基礎を大切にして丁寧に撮ること。

今年は少しでもブログをアップしていけたらなぁと思っております。

本年もどうぞよろしくお願いいたします。