写真をする人のためのパソコン選び その1

写真をする人のためのパソコン選び

写真をされている方とお話をしていると、ご自分でレタッチをされていてパソコンに詳しい方もいれば、まったくパソコンが苦手という方もいらっしゃいます。

あなたはどんな人?

デジタルで写真をしているとパソコンの必要性って、少なからずありますね。

パソコンを全く使わない人、写真の保管だけに使う人、写真を選ぶだけに使う人、写真をレタッチする人。

それぞれのスタンスがあってよいと思います。

今回のお話は?

今回のお話は、パソコンのパーツの役割です。

そう聞くと難しそうですが、難しいことを省いてシンプルな役割に置き換えて説明します

実際、電気屋さんなどでパソコンを買う時、「これがすごいんですよ~」とゴチャゴチャと説明されますが、

客先用途無視のスペック(数字)だけでごまかした説明が多いこと多いこと…(そうじゃない人もいます)

お客様から話を聞いていると、中途半端な知識のせいで間違った拡張をしている人も見受けらます。

「カメラを変えてデータが重くなるから速くするためにハードディスク(HDD)を大きくしなきゃー」

なんて言う人が不思議と多いのですが、ほとんど無関係です。(微妙には関係する)

一度に書くとダルイ大変なので、分けて書いていきます。

これらを知ることで、できるだけ安価で必要な性能のパソコンが選べるようになります。(多分)

少なくとも、広告や企業の目論見などに騙されずに安物買いの銭失いという状況は避けることができるのではないでしょうか。(多分)

広告の性能とか店員の説明で使われる単語だけ知っておこう

今回は非常にシンプルに行きます。大雑把な説明です。

単語の意味だけ、ぼんやりと理解してもらえたらよいと思います。

(マニアックな方は、ちょっと違うなと思っても緩い説明のためと理解してお静かにお願いしますね)

とりあえずこんな感じ。

パソコンって、目的によって働く会社みたいなもんです。

重要な要素は3つだけ。CPUメモリーストレージの3つ。

大体、パソコンの広告でもこの3つについてばかり書かれてます。

この数字が大きければ素敵よ!みたいに書いてます。

店員さんが営業する時は、この辺の数字とパソコン本体の値段を絡めて巧妙にしかけてきます。

騙されちゃダメ、騙されちゃダメ。

CPUって何?

単純に、仕事をする人だと思ってください。脳みそと表現する人もいます。

横文字羅列して説明してきますが、フル無視です。

CPUには、Intel家AMD家という名門貴族がいます。(AMDはAPUとか突っ込みはナシね)

Intel家には、その中でも優秀な順に、i9、i7、i5、i3、その他という色んな御家があります。(もっと上もある)

AMD家にも同様に、優秀な順に、Ryzen9、Ryzen7、Ryzen5、Ryzen3、その他という色んな御家があります。(もっと上もある)

優秀な人材ほど仕事はよくこなしますが、給料(製品の価格)はたくさん必要です。

自分に合ったものを選ぶのが一番ですが、人材に予算はしっかり使ってください。人材の交換は難易度が高いです。

悩んだら7以上を選びましょう!

ちなみに、AMD家はIntel家に比較して安い給料で働いてくれます。(僕は今Ryzen9を使っています)

なお、ノートPCの場合は、デスクトップ版よりかなり性能が落ちるので要注意です。

メモリーって何?

人材が作業する机だと思ってください。

机が狭いと、いろいろな作業をするときに「これを片付けて~、アレを開いて~、作業して~、また片づけて~」となります。

机はできるだけ広い方が良いです。

会社で置ける机の幅めいっぱいの広さにするのが理想です。

が、予算もあると思うので、後から追加するという考えもあります。

人材が優秀であればあるほど、どんどん処理が終わるので机が最大に広くなくてもよかったりします。

実際僕の端末は128GBまで搭載できますが、今のところ32GBで十分です。

前のパソコンは32GBでも泣きそうなくらいにつらかった…

ストレージって何?

保存する場所の事です。書庫みたいなものです。

具体的には、ハードディスク(HDD)、SSD、M.2などがあります。

ファイル(画像など)は、基本的に全て書庫(ストレージ)に保存され、使用する時に机(メモリー)の上に広げて使用されます。

大切なのは、書庫から机の上に持ってくる時の速さです。

重たい書類(ファイル)は、持ってくるのに時間がかかります。ですから、できるだけ速く運び出せる書庫が良いです。

逆に、軽い処理は、書庫の速さにあまり影響をうけません。

写真データの画素数が上がって重たくなりそうな時、快適に操作するためには、書庫の大きさではなく速く運び出せる書庫を選ぶことが大切です。

ちなみに、速さでいうと、HDDが最も遅く、SSDが次、最も早いのはM.2となります。(価格は速くなればなるほど上がります)

ざっと、SSDはHDDの3倍速いです。M.2はSSDの4~6倍くらい速いです。

写真をされる方は、保管用以外で写真を選ぶ以上の作業をする場合は、SSDを使うのが最低条件と言っても過言…ではないと思います

むしろ、HDDだけのPCで写真をするというのは時代おk…(以下略 ←言い方が乱暴すぎる

まとめ

と、ごちゃごちゃと書きましたが、結論から言うと

まずは、上の会社の絵だけ、イメージで覚えてもらえたら十分だと思います。

もうちょっと細かな、実際の広告や商品にあてはめた話は今後ぼちぼちと進めていきます。

 

いつも皆さん、買われた後で教えてくださるんですけど、大体「あ~あ、残念…」と思います。

そして、皆さん後でいろいろと後悔されてます。

とあるお客様は、買う直前で相談してくださりましたが、カタログを見て重要なポイントを説明させてもらったことがあります。

購入後言われたのは、「あの時相談してよかった~」でした。

もちろん、予算もありますが、頑張るところ/あきらめるところを明確にすれば、無駄な後悔はしなくて済むと思います。

結論から言うと「高いパソコン買っとけ!」ですが、実際は「必要な性能を、できるだけ安く、でも出すところは出す」でいくと良いと思います