EOS R3発表 まさかのオチが!

たまにはブログを書いていかなきゃですね。

昨日(9/14)は新型iphoneが発表されたり、ちょっと前にはいろいろなメーカーがレンズを発表したりと、どんどん良い商品が開発されているなぁと感じております。

半導体って大丈夫なんじゃろか?

今日は昨日発表されたEOS R3について書いていきたいと思います。

9/14にEOS R3が発表されました。
東京オリンピックでもテストされているのが目撃されていましたが、ついにR5の上位機種の登場です。
ボディの形としては縦位置グリップが一体型で1DXの系統(フラッグシップ)かと思えますが、フィルム時代から1へのこだわりが強いCanonですから、将来的には1が出るんじゃないですかね。知らんけど。

実際のところは触ってみなきゃわからないというのが正直なところですが、個人的にはすごく気になるR3。
性能をカタログ値から確認してみました。

単純比較はできないでしょうけれど、比較対象としてはR5と1D X MarkIII(以下1DX3) です。

※こまかな話はおいといて分かりやすく書いているので若干ウソ入ってますが、あくまでもわかりやすくするためです。

【画素数】
R5の4500万画素より少ない2410万画素。1DX3の約2000万画素よりちょっと上がっているってところでしょうか。
デジタルだと画素数が多くなるにつれて色の幅が狭くなるのですが、そのあたりを考えてるんでしょうかね。
まめつぶトリミング前提で写真を撮っている人にはR5の方がよさそうですが、1DX系やR3を使う人にそんな人はおらんですよね。きっと。

【連続撮影速度】
ミラーレス機の方が構造上、連写については有利です。
1DX3の秒間16コマに対してR5が秒間20コマ。
で、R3は秒間30コマ。

連写を使う人には良いのかもしれないですね。

【センサーがすごいぞ】
R3は裏面照射積層センターなぞというものを新しく採用。
他のメーカーに、やっと近づいてきたかな。
メリット/デメリットはありますが、裏面照射のセンサーは感度が高い時に綺麗に出やすい傾向にあります。
そういう面ではR5よりも高感度にはかなり強くなってるんじゃないかと期待していたりします。
「高感度でも綺麗」に、期待ですね。

【常用ISO感度:メーカー値】
感度をどれくらいあげられるかという目安。
R5の51200に対して、R3は102400。倍ですね。(確かR6は102400だったはず)
ちなみに、1DX3も102400で、それだけ見るとあまり進化していないようですが、先の裏面照射積層センサーとやらの影響で実際に使いものになる感度が上がるのではないかと期待。
現状、1DX3だと(あくまでも個人的な感覚で)ISO3200までは普通に使えてISO6400は厳しいギリギリのラインだと思ってます。
それがR3だとどこまでいけるか?ちょっと興味があります。

婚礼だと三脚が使えない中でISO6400、F1.2、1/20なんてザラな条件なので、こういう技術が向上するのは素敵ですね。

【暗いところでのピント合わせも楽になる】
暗いとピントがなかなか合わないですよね。
ピントがあう暗さの指標となる数値も、かなり改善されています。
1DX3がEV-4という暗さまでピントが合わせられるようです。
R5はEV-6。(1DX3の4倍暗くても大丈夫と言ってます。)
R3は…EV-7.5という暗さまでOK。(ざっとですがR5の3倍暗くても大丈夫ってことでしょうか。)
3倍速いって何かアニメでありましたな。赤いやつ。
R3と1DX3を比較すると、R3は1DX3のざっと12倍暗くても大丈夫って計算になるんでしょうかね。
だれか詳しい人、教えてください。

【暗くても光の量を測れるよ】
ピント合わせだけでなく、光を測る(露出)性能もUP!
暗すぎると光の量を測ること自体できなくなるのですが、その指標の数値もUPしてます。
1DX3がEV0という暗さまでOK。
R5がEV-3という暗さまでOK。(1DX3の8倍すごい。)
R3がEV-4という暗さまでOK。つまり、1DX3の16倍すごくて、R5の2倍すごいって計算になりそうですね。
※実際問題、そこまですごいかどうかは置いておいて…

【シャッターもすごくなっている??】
今までCanon機ってシャッター速度の最高速度が1/8000秒だったんですよね。
それがR3になって1/64000秒のシャッターが切れるようになってます!
が、一部制限があるようで、ちょっと微妙…。
それでも無いよりはマシですよね。
富士フイルムの20万円しないカメラですら1/32000秒が普通に使えますからね。
(真夏の昼間に明るいレンズの開放で撮ったりする人には良い機能ですね)

【個人的に気になるのがシンクロ速度】
シンクロ速度というのは、とてもざっくり言うと、「フラッシュの光量が最大限利用できる一番速いシャッター速度」です。
EOS5D系だと1/200秒、1DX系で1/250秒というのが常でした。
SONYのα1が1/400秒まで使えるようになったということで、後発のCanonさんもやってくれると個人的には期待してましたが…
がっくりです。そこは現状維持でした。SONYすごいよね。

【R5よりAFが速くなってるんだってよ】
1DXの数値はちょっと見つけられなかったのですが、R5に比べるとかなり速度アップしているようです。
カメラ機器のガイドラインにそって測定した速度だと、R5が0.05秒という、発売当時世界最速だったようです。
そして、R3は…
0.03秒。世界最速を更新したようです。

※この辺の数字は参考までにしかならないですが、お客様のデータを見ているかぎりR5のAFはかなり優秀です。
 それ以上にR3は優秀だということになりますね。

【これがすごいよAF操作】
ピントを合わせる点が多くなって、ちまちまとフォーカスポイントを移動するの、とても面倒。
それが、とても簡単にできる機能が1DX3から搭載されました。
そして、R3にも同じく搭載されています。(R5、R6にもついていればよかったのに…)

canon公式サイトより

それが「スマートコントローラー」
https://cweb.canon.jp/eos/lineup/r3/feature-af.html
このページにも記載がありますが、なぞるだけでフォーカスポイントを移動することができます
ファインダーをのぞきながらの撮影では、全てのカメラで最も早く合理的にフォーカスポイントを移動できるのではないでしょうか?


これは別次元の操作性です。

【視線入力の復活】
上のスマートコントローラーでも十分すごいのですが、目でピントを合わせる位置を選ぶ機能が復活」というのもR3の魅力。
フィルムのEOS時代に一部の機種で搭載していた「視線入力」です。
僕も使った事がありますが、当時は今一つ反応が鈍い感じで、あまり使えるものではないかな?と感じていました。(個人の感触)
それが現代の技術で復活ということで、機体です。
なにしろ、見つめるだけでそこにフォーカスポイントを持っていけるというわけですから。
Youtubeを見ている限りでは、なかなかよさそうですね。

canon公式サイトより

と思っていたら注意書きが…
目が細いと使用できない場合があるんだってさ…ちくしょう…

【気になる重量は?】
さて、気になる重量ですが、
1DX3=約1440g
R3 = 約1015g
R5 = 約738g
R5+縦位置グリップ=約1170g
ということで。
1DX3から425gも軽量化してる!!
R5に縦位置グリップをつけるより100gも軽い!

お値段は75万円くらいっぽい?ので、1DX3とそんなに大きくはちがわなさそうですね。(高い

それでも性能から言えば、それくらいの価値はありそうですね。
正直、1DX2から1DX3になった時に一気に値段があがった事を考えると、すごく良心的な値段に収まったのではないかな?と感じています。

発売は2021年11月下旬ということ!

興味がある方、いつもしれっと他のお店で購入されている方(笑)、ぜひ当店でも(たまには)お買い上げいただけると嬉しいです。
ご注文、お待ちしております!